アメリカに限らず、世界各国で日本の食文化が見直され、
流行しているニュースは貴方も耳にした事があるだろう。
「すしバー」はその代表的な例だ。
では、果たして我々日本人は海外の食文化に関心のある人がどれくらいいるだろうか。
アメリカ人=毎日朝食はコーンフレークやシリアルにたっぷりのミルクと砂糖、
昼食はマクドナルド、
晩御飯は厚さ3センチ程もありそうな脂ののったステーキに バターたっぷりのベイクドポテト…
なんて事を未だに信じている人が居れば、とんだ大間違いである。
アメリカでは現在、肉食離れが進んでいる。
そして、ベジタリアン(菜食主義)が何と人口の3分の1を占め、
ステーキハウスに行っても、サラダとポテトのみを注文するといった光景も珍しくない。
ハンバーガーの代わりにベジバーガーが買える。
オーガニックの野菜や果物だけを使ったローフード・レストラン
(48度以上で加熱したものは出さない)はトレンドで、人気店になると3カ月先まで予約がいっぱいだ。
それに比べ、我々日本人はどうだ。
マクドナルドのチキンナゲットが100円で販売されるとなれば長蛇の列ではないか。
私達は本書を読み、自分達の国の食文化について再認識する必要がある。