「In the phase 2 trial, the median time to alleviation of influenza symptoms was 23.4 to 28.2 hours shorter in the baloxavir groups than in the placebo group (P<0.05). これは、、、 抗インフルエンザ薬の「下克上」 … 歴史が塗り替わる…!?ってなゾフルーザフィーバーが起きているようなんですね。 . 例年より早く流行の兆しを見せている今季のインフルエンザ。治療薬の市場では、「ゾフルーザ」が耐性変異や安全性に関する情報の提供に力を入れつつ、昨季並みのシェア獲得を目指す一方、「イナビル」はネブライザーで吸入する新剤形を投入してテコ入れを図ります。「タミフル」の後発医薬品も好調で、今季も激しいシェア争いが繰り広げられそうです。, 「今シーズンはMRに売り上げ目標を課していない。『どの病院に行って、耐性変異と安全性の話をしたか』ということをノルマとして与えている。その結果として最も適切な治療をしてもらうのが我々の理想だ」, 10月23日、塩野義製薬の手代木功社長は、同社が開いたインフルエンザに関するメディア向けセミナーで、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」の今季の販売方針についてこう述べました。, ゾフルーザは2018年3月に発売され、18/19シーズンは医薬品卸から医療機関への供給量ベースで約4割のシェアを獲得。一方で、シーズン後半には耐性ウイルスの出現がクローズアップされ、塩野義のプロモーションのあり方にも批判的な声が上がりました。, 「医療機関からも『(情報提供が)有効性に偏っていたのではないか』というフィードバックがあり、これは真摯に受け止める」(手代木社長)。昨シーズンの反省に踏まえ、今季は耐性変異や安全性を重視した情報提供活動に力を入れる方針です。, ▽「リレンザ」(ザナミビル)▽「タミフル」(オセルタミビル)▽「ラピアクタ」(ペラミビル)▽「イナビル」(ラニナミビル)▽「ゾフルーザ」(バロキサビル), ――の5種類。ゾフルーザはCapエンドヌクレアーゼ阻害薬で、ほかの4剤(ノイラミニダーゼ阻害薬)とは違ってウイルスの増殖そのものを抑えるのが最大の特徴です。1回の服用で治療が完結するという利便性を背景に、昨シーズン、売り上げとシェアを大きく伸ばしました。, 塩野義は今年度、ゾフルーザの売上高を前年度比6.5%増の280億円と計画。手代木社長は「ノイラミニダーゼ阻害薬とCapエンドヌクレアーゼ阻害薬が適切に使い分けられる中で、マーケットシェアの40%程度をとれればということを売上高目標にしている」とし、安全性や耐性変異に関する情報提供を重視しながらも、昨季並みのシェア獲得を目指す考えを明らかにしました。, 一方、関係学会はゾフルーザの慎重な使用を呼びかけています。日本感染症学会は10月24日、「12歳未満の小児では耐性ウイルスの出現頻度が高いことを考慮し、慎重に投与を検討する」との提言を発表。日本小児科学会も同21日に「12歳未満の小児には積極的な投与を推奨しない」との治療指針を公表しました。, 「タミフル」や「ラピアクタ」でも耐性ウイルスは検出されており、08/09シーズンにはタミフル耐性ウイルスが流行しましたが、次のシーズンには例年と同じ状況に戻っています。塩野義はサーベイランスを継続的に行っていく考えで、手代木社長は「経時的に見ることでいろいろなことが分かる。今は1年(の使用経験で)言えることについて話しているが、これから2年3年と続けていかなければならない」と言います。, 耐性ウイルスが実際の治療効果にどう影響するか判断できる十分なデータはなく、感染症学会は「ゾフルーザ耐性ウイルスが臨床経過に与える影響についてはエビデンスが十分でない」と指摘。小児科学会の治療指針では「現時点では使用制限は設けない」とし、感染症学会の提言は「12歳以上の患者については、臨床データが乏しい中、現時点で推奨/非推奨を決められない」としています。, 日本臨床内科医会インフルエンザ研究班の池松秀之リサーチディレクターは、塩野義主催のセミナーで「使い始めてまだ1年。何が起こるかわからないので乱用されると心配だが、絶対に使ってはいけないということではない」と強調。耐性ウイルスの広がりや治療への影響を注視する必要があると指摘しています。, 塩野義の手代木社長は学会などの動きについて、「データがまだ1年分しかない中で、臨床の先生方が考えを公表したことは受け止める。淡々と受け止めた上で、安全性や耐性のことをどう伝えられるかということをやっていきたい」と話します。, 一方、昨シーズン、ゾフルーザにシェアトップを奪われた第一三共のイナビルは、ネブライザーで吸入する新たな剤形を近く投入する予定です。従来の吸入容器では吸入が難しかった小児などへの使用が期待され、ピーク時に31億円の売上高を予想。第一三共は新剤形の投入によって売り上げの回復を図る考えで、19年度は前年度比15.4%増の210億円を計画しています。, 18年9月に沢井製薬が発売したタミフルの後発品は昨季、卸から医療機関への供給量ベースで先発品に対して43.5%のシェアを獲得。タミフルは後発品とゾフルーザの影響で大きく売り上げを落としており、19年12月期も前期比11.3%の減少(行政備蓄分を除くと38.6%の減少)を見込んでいます。, ゾフルーザの登場とタミフルへの後発品参入で勢力図が大きく塗り替わった昨季の抗インフルエンザウイルス薬市場。今シーズンはどうなるのか。耐性ウイルスの検出状況も含め、各製品の販売動向が注目されます。, 【インフルエンザ】ゾフルーザ、売り上げは想定の2倍に…18/19シーズン 市場は結局どうなった?, 新型コロナウイルス 治療薬・ワクチンの開発動向まとめ【COVID-19】(10月16日UPDATE), 拡大期迎えたADC、ギリアド・メルク参入でプレイヤーも増加…市場は近く1兆円規模に, 目指すは「食道がん治療ならテロメライシン」オンコリスバイオファーマ・浦田泰生社長|ベンチャー巡訪記, 【押さえておきたい】欧州臨床腫瘍学会(ESMO)2020で発表された6つの注目トピックス|DRG海外レポート, 【インフルエンザ】19/20シーズン 市場の動向は…ゾフルーザ「慎重営業」も昨季並みのシェア目指す. 大人気の理由は、ゾフルーザの特徴によるようです。 . ゾフルーザ(バロキサビルマルボキシル)は、日本の塩野義製薬株式会社が創製した抗インフルエンザ薬です。. 毎年の悩みとも言えるインフルエンザの流行。
Baloxavir Marboxil for Uncomplicated Influenza in Adults and Adolescents.
ゾフルーザの効果. ゾフルーザは2018年3月に新しい抗インフルエンザ薬として発売されました。 従来のインフルエンザ治療薬(タミフルなど):細胞内で増殖したインフルエンザウイルスの細胞からの遊離・放出を抑える(ノイラミニダーゼ阻害薬) インフルエンザへの高い効果を期待していたのですが、、、問題があることが発覚しました。, ゾフルーザ飲んじゃまずいの?副作用?タミフルみたいに異常が出る?そもそもどんな薬?評判はどう?医者から処方されるがままに抗インフルエンザ薬を飲んでいいのか?, 実際、2018年に販売開始されてからは、ゾフルーザが抗インフルエンザ薬処方の50%以上を占めているという病院もあり、ある調査では今後ゾフルーザの処方を強めたいという医師が全体の半数を占めたそうです。. tocherry.